東京の幼稚園・こども園で子どもを育てる!
保護者の方へ

RAISE CHILDREN

ABOUT KINDERGARTEN

私立幼稚園とこども園について

私立幼稚園の歴史は長く、各園が建学の精神に基づく特色ある幼児教育や、地域に根差した保育の実践を行っています。各園では、幼児期の子ども達に相応しい施設設備・園庭等を備え、より良い環境の中で自発的な活動としての遊びや実体験を通して、豊かな感性や心、丈夫な身体を育みます。そして、幼稚園教育は、その後の学校教育全体の生活や学習の基盤を培う役割も担っています。幼稚園教育要領(文部科学省)に示されている幼児期に育みたい資質・能力である「知識及び技能の基礎」「思考力・判断力・表現力等の基礎」「学びに向かう力、人間性等」の3つの柱は、小学校から高等学校の教育まで一貫して行うものとされています。さらに、幼稚園が家庭や地域と協力・連携して教育を進めることは、子ども達のより豊かな育ちに繋がります。そうしたことから、幼稚園は、幼児期の教育のセンターとしての役割を果たすことも期待されています。

幼稚園とこども園

幼稚園や認定こども園は、子ども達の興味・関心を大切にし、友だちや先生との触れ合いを十分に経験し、生涯にわたる人間性の基礎となる心情・意欲・態度を育むところです。東京都では、私立幼稚園と認定こども園が約800園あり、都内の幼稚園教育の90%以上を担っています。どちらの施設でも、各々の特徴を生かしながら、教育の質の向上を目指し、努力しています。

各施設の概要

幼稚園 認定こども園 保育所
施設形態 学校 学校・児童福祉施設 児童福祉施設
根拠となる法律 学校教育法 学校教育法・児童福祉法 児童福祉法
対象年齢 満3歳~5歳 0~5歳 0~5歳
入園条件 自由に選択し、各園へ直接入園申込みをして決定。 就労・介護等の事情で家庭での保育が困難であること。区市町村の利用調整により決定。
開園時間 約4時間+預かり保育(※預かり保育についてを参照) 8時間または11時間+延長保育 8時間または11時間+延長保育

幼児教育・保育の無償化・助成金について

令和元年10月1日から、満3歳から5歳までの幼稚園・認定こどもを利用する全ての子ども達の利用料が無償化されました。東京都の私立幼稚園につきましては、国と東京都の額を合わせて月額上限27,500円です。幼稚園の制度によって(私学助成園または新制度園)、無償化となるための認定や、区市町村によって償還払いの手続きが必要な場合があります。保育料の他、入園料や給食の食材料費の助成など、独自の上乗せ補助がある区市町村もありますので、詳しくはお住まいの区市町村にご確認ください。

幼児教育・保育の無償化〜私立幼稚園保護者負担軽減補助額

幼児教育・保育の無償化〜私立幼稚園保護者負担軽減補助額
【国の無償化額】
(月額)25,700円
(年額)308,400円
【東京都の上乗せ額】
(月額)1,800円
(年額)21,600円
【区市町村の上乗せ額】
※区市町村により異なるため、
区市町村へ確認してください。

園の環境
(園庭・保育室など)

幼児期の教育は、環境を通して行う教育が基本です。各園では幼児期の子ども達に相応しい施設・設備・園庭を備え、より良い環境の中で子ども達は自発的な遊びや活動を通して、豊かな心や感性、健康な身体を育みます。

幼稚園・認定こども園にはしっかりとした園庭があり、安全対策や不審者対策といった安全に配慮された環境の中で、子ども達は遊具や砂場などでのびのびと遊ぶことができます。園庭では、思い切り身体を動かすことで、体力や運動能力が発達していきます。そして、園庭にある樹木や草花など、身近な自然と関わることから、新たな発見や不思議と出会い、科学的な思考が芽生えます。また、園の取り組みとして、果樹や野菜等の栽培を行っている園もあります。その様子を観察したり、収穫や調理すること等を通じて、食育にも力を入れています。

子ども達が生活する保育室は、季節感を感じられたり、子ども達が遊びや諸活動に参加しやすいように工夫されています。また、保育室以外に遊戯室(ホール)があることで、雨天や猛暑等の天候によって戸外で遊べない場合でも、十分に身体を動かす遊びを楽しむことができます。その他、絵本コーナーやランチルームなど、各園独自の施設もあります。

【認知的能力と
非認知的能力】

近年では、読み書き計算など、学力試験や知能指数で測れる認知的能力以上に、感情や情動に関連する非認知的能力が注目されています。以前から、子どもの「心情・意欲・態度」を重視してきた日本の幼児教育では特別なことではありませんが、非認知的能力は幼児期に最も発達し、将来の幸せや経済的な安定に繋がると言われています。幼児期は、認知的能力・非認知的能力いずれも成長していく時期ですので、子ども主体の遊びや活動を念頭に、環境を工夫・構成することで、どちらの能力もしっかりと育みたいと考えています。

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